紅葉賀(源氏物語)

 朱雀院への行幸の試楽で義兄の頭中将を共に青海波を華麗に舞った挿頭に挿した紅葉の葉が、源氏の美しさに圧倒されてばらばらと落ちてしまったので、左近衛大将が菊の花を手折って挿し替えた。